老犬たち
時々ニュースでたくさんの犬たちが捨てられた。とか、飼育放棄した。とか
聞きますよね。
利益第一主義のブリーダーにとって子供を産めなくなった犬や老犬は無用の存在
なのかもしれません。
その子達は、かつては自分の生活を支えてくれた犬たちなのにです。
とても悲しいです。
以前は子犬の価格がとても安い時期がありました。
ブリーダーが愛情込めて子犬を育てても直接売る手段がなかった時代です。
オークションに出される犬もいましたが、ペットショップに引き取ってもらうブリーダーは、
ペットショップの言い値で卸すしかありませんでした。
しかもなかなか支払いをしてくれないペットショップもありました。
ペットショップはある意味助けにはなっていましたがブリーダー泣かせでした。
ですからたくさんの子犬を産ませて少しでも利益を上げようとしたのです。
そのようなブリーダーはいつかは犬達が増えて大変になる事を知っていましたが、
お金のために歯止めが利かなくなってしまいました。
そして最後にしてはいけない手段を選んでしまいました。
そう言う私もブリーダーのはしくれなわけで、
一部の心無いブリーダーのした事が残念でなりません。
うちには6頭の老犬がいますが、
今日はシーズーの老犬を病院に連れて行きました。
足はもつれ目も見えず耳も遠いけれど頑張って生きております。
今日はいつも飲んでいるお薬が無くなったのでもらいに行きました。
少しでも残りの命を快適に過ごさせてあげたいという気持ちです。
その病院に「犬と私の10の約束」という本が置いてあり、
最初のページを読んだだけで胸がいっぱいになり泣けてきました。
皆さんも知っておられるかもしれませんが、ぜひもう一度読んでみてください。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。